ローワーサード作成:ライブ配信のアニメーションテロップ
ローワーサードは、画面下に出て「誰が話しているか」を伝える小さなグラフィックスです。このページでは、良いテロップの条件、ライブデータから作るアニメーションテロップが書き出し済み動画ファイルに勝る理由、そして動画編集ソフトを開かずに自分のテロップを作る方法を説明します。
ローワーサードとは
テレビの演出では画面を横3分割で考えます。顔は上2つに入り、一番下は誰の口も隠さずに文字を置ける帯です。名前の意味はまさにそれ — 画面の下3分の1に置くグラフィックスです。
定番の中身は名前と肩書です(例:アレックス・カーター — 試合解説)。同じ場所には引用、SNSアカウント、地名、スコア、スポンサーロゴ、速報見出しも入ります。サブでこれを出す担当がCGオペレーターで、配信ではたいてい配信者自身がその役です。
アニメーションテロップと動画ファイル
アニメーションテロップを用意する最も一般的な方法は、アルファ付きの .mov パックを買ってメディアソースから再生することです。見た目は良いのですが、名前が変わった瞬間に使えなくなります。ゲストが増えるたびに After Effects に戻り、再レンダリングし、新しいファイルを作ることになります。
ローワーサード作成ツールは逆の道を取ります。アニメーションはHTMLとCSS、文字はデータです。パネルにゲストの名前を入力して TAKE を押せば、同じテンプレートに新しい名前が乗り、その場で送出されます。番組の途中で気が変わっても、画面から下げずに更新できます。
実際の差は生放送の3時間目に現れます。動画ファイルはすべての名前を事前に用意する前提。ライブテンプレートなら、画面に入ってきた誰でもその場で紹介できます。
「無料ローワーサード」について
無料のローワーサードを検索すると、テンプレートパックが何千と見つかります。最初の配信には本当に役立ちますが、3点で足をすくわれます。ライセンスが商用・収益化を禁じていることが多い。プロジェクト内のフォントは再配布が許諾されていないことがほとんど。そして皆が同じパックを落とすので、どれも同じ見た目になる。
パネルから操作するテンプレートなら3点とも回避できます。書体は自分のもの、色はチャンネルの色、名前を変えても再ダウンロードは発生しません。
本当に読めるテロップにする
- セーフエリアを守る。 下と左右に約5%の余白を。スマホのプレイヤー、オーバースキャン、各プラットフォームのUIが端を食います。
- コントラストを十分に。 文字の背後にベタ塗りの板があれば明るく動きの多い背景でも生き残ります。映像の上の素の文字は生き残りません。
- 2行まで。 上に名前、下に肩書。3行目はほぼ読み切ってもらえません。
- 5〜7秒で下げる。 2回読める程度に長く、邪魔にならない程度に短く。自動で消える方が「消し忘れない」より確実です。
- 文字ではなく形を動かす。 板をスライドやワイプで入れ、文字は後から出す。1文字ずつのアニメーションは配信のビットレートではノイズに見えます。
LowerThird Software での作り方
- パネルを開いてデザインファミリーを選びます。どのファミリーにも名前テロップ、スコアバグ、ティッカー、イベントグラフィックスが同じ作法で揃っています。
- 色を一度だけ設定します。ファミリー内のすべてのグラフィックスが追従するので、テロップとスコアバグの色がずれることはありません。
- 名前と肩書を入力します。画面に2人いれば2人目を追加します。
- 透過の出力ページを 1920×1080 のブラウザソースとしてOBSに追加します(正確な手順はこちら)。
- TAKE で送出、CLEAR で下げる。表示時間を設定して自動で消すこともできます。
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